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色覚支援レンズ「イーガ(Eaga)」

私(当店店長)は色覚異常があります。
眼科用語でいうと「2型3色覚(deuteranomal)」、従来は「第2色弱」「緑色弱」と呼ばれていたものです。

色覚異常には幾つかのタイプがあります。
細かなことは割愛しますが、私の場合は「色が全くわからない」わけではなく、「色の感じかたが、正常色覚の人とは違う」ということです。

これは「パネル D-15」というツールです。


黄色い丸で囲った左端の色をスタートとし、上の14個を近い順に並べていきます。


正常色覚の人は、このように並べますが、


私が並べると、こうなります。


このように、色の感じかたが異なりますので、正常色覚の人が容易に見分けられる色を見分けることに、困難を要する場合があります。

例えば、オレンジと緑のLEDを見分けるのは、極めて困難です。

下図は、VTRかDVDか、どちらのモードになっているかを色で見分ける仕組みですが、
この色の違いが、ほとんどわかりません。 
  

充電中と充電完了時とで色が変わるらしいですが、違いがわかりません。 
 

尿の酸性度を見分ける試薬。
微妙な違いを見分けるのは困難です。




その他、赤や緑で示された折れ線グラフや円グラフなども、どっちがどっちかわかりにくいです。

こうしたとき、赤いレンズを通して見ると、見分けがつきやすくなります。


当店では、この理屈を利用して作られた眼鏡レンズ「イーガ(Eaga)」を、この度取り扱うことにいたしました。
これは、手持ち式のサンプルですが、上半分に赤系統の染色が施され、下半分が無色になっています。


誤解をされると困るのですが、このレンズは「色覚異常を矯正し、正常色覚の人と同じ見えかたにする」ためのものではありません。
つまり、「色覚矯正」「色覚補正」といった表現は不適切であると考えておりますので、あくまでも「色覚異常の人がわかりにくい色を、見分けやすくする」ための支援ツールとして、ご紹介をいたします。

赤いレンズを通して見れば、色の見分けはできたとしても、色そのものは本来の色とは異なって見えます。
ですので、本来の色を見るときには、下半分を通して見るわけです。



と言ってはみたものの、前述のように「色覚を正常にするものではない」わけですから、果たして、どれだけの需要があるのかというと、正直未知数です。
限られた条件というか、作業でしか効果を発揮しにくいでしょうが、それがその人にとっての支援につながるのであれば、同じ立場の者としては、とてもうれしく思います

今回、このレンズを導入しようと思ったのは、このレンズが度付きにできるからです。
屈折率1.60の球面設計プラスチック単焦点レンズになります。

独特の色になりますので、シルバーミラーをつけることで、外見上は赤味が目立ちにくくはなります。


お値段は、一組(両眼)で、税込32,400円です。
ミラー加工をつける場合は、3,240円が加算されます。

ところで、この「イーガ」の開発にあたっては、NPO法人 カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)のご協力があったそうです。

カラーユニバーサルデザインというのは、さまざまな色覚を持つ人にとって見やすい・使いやすい色彩環境を提供していくという考えに基づいているのかと思うのですが、そのためには、「色覚異常の人がどのような見えかたをしているのか」が体感できる必要があると思います。

そのためのツールが「バリアントール」です。

当店には、赤の見分けが苦手な「P型」と、緑の見分けが苦手な「D型」の人の見ている世界を疑似体験できるテストレンズがあります。

たとえば、こんな課題。


色覚が正常な人なら、何の問題もなく瞬時に見分けがつくようですが(私の妻に確認しました)、私にとっては、結構集中を要します。

色覚が正常な人が、「バリアントール D型」を通して見ると、こうなります。


妻曰く、「(色が変わってしまうため、色がわからなくなくなるのは仕方ないとして)見分けるのに少しとまどう」とのこと。

程度の違いはあるにせよ、それが色覚異常の人の世界です。

公共のサイン・案内あるいは家電等の表示等を複数の色でもって構築する場合、それが色覚異常の人にとってもわかりやすいものなのかということを、事前に「バリアントール」で確認することが可能です。

当店としては、こちらのほうが需要を見いだせそうな=販売につながりそうな気がするのですが、ご必要なかたは、こちらのサイトで直接ご購入くださいとのことです。

バリアントール


なお、当店には「石原色覚検査表」「パネルD-15」を用意しておりますが、色覚異常のタイプ・程度を判定することは、いたしておりません。
それを知りたいというかたは、診断のできる眼科受診をお願いします。

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