TEL. 046-253-1410
営業時間 9:00 ~ 19:00  木曜定休

跳ね上げメガネ

跳ね上げメガネは、目的に応じて、さまざまな使い方が可能です。
例えば、
・メガネを外せば手元が見えるかた
・歩き回るときに老眼鏡を一々外すのが面倒なかた
・一般の遠近両用メガネでは使いにくいかた
・跳ね上げ式のサングラスとして使いたいかた
などなど。

跳ね上げメガネは、「単式」と「複式」の2つに大別されます。

●単式・・・レンズをレンズを跳ね上げると、裸眼で見ている状態になります。

      ↓↑


●複式・・・二組のレンズが組み合わさっています。

       ↓↑


単式、および複式の跳ね上がるほうのレンズには、プラスチックレンズをおすすめします。
ガラスレンズですと、レンズの重量のために、跳ね上げ部に負担がかかったり、綺麗に跳ね上がらない可能性がございます。

また、複式で跳ね上がらないほうのレンズであっても、上画像のようなナイロールタイプの場合は、
プラスチックレンズをおすすめします。
(縁なしの複式というのは見たことがないのですが、その場合もプラスチックレンズをお選びいただきます。)

単式と比べて複式は、レンズとフレームの重量が余分にかかりますので、仕上がりは重たくなります。

使用環境や頻度によっては、跳ね上げ状態を維持できなくなる場合がございますが、ほとんどのフレームは修理可能です。


●2種類の跳ね上げ方式
フレームを跳ね上げる仕組みは、大きく2種類に大別されます。

A. 跳ね上げるか・跳ね上げないかの2択タイプ
フレーム前面を指で前に押し出すようにすれば、ポンと跳ね上がります。

      ↓↑


B. 無段階に調節できるタイプ 
レーム前面を任意の位置に止めることが可能です。
ほんの少しフレーム前面を跳ね上げることで、後述の「ベターハーフ」のような使いかたも可能になります。
跳ね上げできる限界位置まで持っていくには、指でグイッと押し上げる必要があります。

    ↓↑

    ↓↑

●メンテナンス
跳ね上げ機構は消耗部分なので、劣化してきた場合はメンテナンスが必要になります。

A. 跳ね上げるか・跳ね上げないかの2択タイプ
小さなバネを使う形式が一般的ですが、このバネが使用頻度に応じて劣化してきます。
劣化するとフレーム前面がブラブラしてしまうので、バネの交換が必要です。

当店在庫のほとんどのタイプは、当店で即日のバネ交換が可能です。
(混み具合によっては、しばらくお待ちいただきます。)

交換の頻度は個人差があり、一概には申し上げられませんが、早いかたで半年前後になるでしょうか。

B. 無段階に調節できるタイプ
単純にネジ止めしているだけのものや、いろいろなパーツを用いているものなど、フレームによって仕組みは異なります。
パーツの交換で対応できるものは、当店にパーツを用意しておりますので、即日対応が可能です。
(混み具合によっては、しばらくお待ちいただきます。)

一部、メーカー修理対応となるものもございます。


●ご予算

当店でご用意している跳ね上げフレームは、24,200円からとなります。
中心となる価格帯は、24,200円~37,400円です。

この金額にレンズ金額が加算されます。

選択されるレンズの種類によって、価格は大きく変わってまいりますが、
単焦点レンズ使用であれば、一式価格(単式フレーム+レンズ)で
33,000円~50,000円くらいというのが、ひとつの目安になるかと思います。



●ベストハーフ
ナイロールタイプの単式跳ね上げフレームを利用するのですが、レンズの上下幅を狭めに削り上げることで、レンズ下方に空間をつくります。

元のレンズサイズはこんな感じですが

       ↓
上下の幅が狭くなるように加工します。


このように下目づかいにすることで、一々跳ね上げなくても、レンズの下にできた隙間から、手元を裸眼で見ることが可能になります。




この使い方は、それなりに下目づかいを要求されますので、長時間しっかりと手元を見たいときには、
本来の跳ね上げメガネとしてお使いいただけばよろしいわけです。


「短時間だけ手元を見たい」「両手がふさがっていて跳ね上げできない」などといった場合に便利です。

●ベターハーフ
通常のナイロールタイプのフレームを利用します。
ベストハーフ同様にレンズの上下幅を狭めに削り上げることで、
レンズ下方に空間をつくるのですが、跳ね上げができないところが違います。

オリジナルのレンズサイズよりも、上下幅を狭く加工します。
フレームの形状にもよりますが、当店では上下幅20mmくらいまでの加工をすることが可能です。


レンズ下方にできた空間から、下眼づかいで手元を見ます。
跳ね上げはできませんが、ベストハーフよりも加工のできるフレームの数は多いです。




ベストハーフ、ベターハーフは、基本的には、「遠くを見るためにはメガネが必要だけれども、手元は裸眼でも楽に見ることができる」レベルの近視系老視のかたを対象にしています。

近視のかたでも、度数が強すぎたり、弱すぎたりすると、目的とする手元の距離での見えかたに不具合が生じます。

人によっては、レンズ下方の空間が気になってしまう可能性もありますので、詳しくは当店で遠慮なくお尋ねくださいませ。


跳ね上げメガネに関する、さらに詳しいご案内は、こちらをご覧ください。
「跳ね上げメガネ研究会」公式ホームページ



ページトップに戻る