TEL. 046-253-1410
営業時間 9:00 ~ 19:00  木曜定休
神奈川県相模原市南区相武台1-24-5

深視力測定

大型自動車免許や二種免許の取得時に測定される「深視力」を、当店でもチェックすることが可能です。

深視力検査に合格できない場合、適切な眼鏡装用で解決できることもございます。
ご相談くださいませ。

当店では2種類の電動式深視力計を用意しています。

●一窓式


●二窓式



当店では基本的には一窓式で合格範囲に入ることを念頭に度数を検討しています。

(理由は後述します。)

繰り返し練習することで「立体感」ではなく「タイミング」で答えるポイントを体得してしまうと、本番で困ることになります。

当店では、当店スタッフが棒を動かし、且つ、一窓式においては棒の動く距離を変化させた状態を織り交ぜながら練習を積んでいただきます。
お客様自身で棒を動かすことができるので、お一人での練習も可能です。

深視力計正面 正面からだと、わかりにくいですが。。。

箱の中に見える3本の棒のうち、真ん中の棒が、前後に動きます。

両隣の棒と同位置に並んだと感じるところを答えていただきます。

前後2cm以内の誤差が合格範囲です。

3回測定し、合計誤差6cm以内で合格です。 



3本の棒を斜め横から見ると、こんな感じです。
真ん中の棒が奥→ピッタリ→手前と動いています。


    

ご参考までに、当店の深視力計が作動している動画へのリンクを貼っておきます。
AVIファイル・MP4ファイルをご用意しました。
どちらかでご覧になれれば幸いです。
(スマートフォンでは、無理のようです。)

なお、カメラの性能に由来するものと思いますが、動画では真ん中の棒の太さが変化して見えます。
実際は、このようにあからさまに変化しては見えませんので、ご承知おきください。
また、実際の検査距離に即した撮影距離でもございませんので、ご注意ください。


shinshiryokuA.avi へのリンク

shinshiryokuB.mp4 へのリンク


深視力検査に合格するためには、精密な「立体視」がなければなりません。

精密な「立体視」を得るためには、

・左右眼の見え具合が可能な限り同じであること
・適切な両眼のチームワークを有していること

などの条件が必要です。

当店では、お客様がこれらの条件を満たしているか、満たしていなければ、適切な眼鏡装用でそれを補うことができるかを、詳しくお調べいたします。


当店では、原則として相談料3,000円を頂戴いたしております。
ただし、メガネ一式もしくはレンズ交換のご注文を賜った場合には、相談料は無料です。

当店での度数・視機能測定は、当店でのご購入を前提として行なっております。
上記の「相談料・指導料」は、ご購入に至らなかった場合に、応対に要した時間や知識の対価として頂戴する「手間賃」のようなものです。
測定データをお売りするためのものではございませんので、
「購入は他店でしたいので、測定データを渡してほしい」といったご要望にはお応えできません。
あらかじめご了承くださいませ。



なお、以下のような場合は、理論上、精密な立体視を得ることはかなり困難であり、結果として深視力検査の反応もよくないことをあらかじめご了承ください。

◎片眼の視力が完全に、あるいはほとんどない場合

◎左右の視力差、度数差が大きすぎる場合

◎メガネやコンタクトレンズを装用しても、十分な視力の得られない場合

◎斜視や斜位のため、両眼のチームワークが得られないか、不十分な場合

◎「右眼・左眼のそれぞれから脳に送られた2つの物体像を、
脳で1つの物体像として統合する能力」が欠如しているか不十分な場合



当店の測定器械は試験場・警察署での測定器械とは異なります。

正直に申し上げますと、「自店の深視力計なら良好な測定結果が得られるのに、試験場・警察署での深視力計ではダメだった」というケースもございます。

ゆえに、当店での測定結果、および当店での結果を基に調製した眼鏡は、深視力検査の合格を完全に保証するものではないことを
ご了承ください。
(ただし、安全運転のためには、極めて有効と思われます。)

調製するメガネは、あくまでも深視力検査に合格することを念頭においています。
お客様によっては、深視力検査には効果を発揮するけれど、違和感が強いなどの理由で、常用するにはちょっと苦しい、というメガネに仕上がることもございます。

なお、当方での検査の結果、現在お使いのメガネ(あるいは裸眼)と比べても余り効果が変わらない場合は、その旨を正直にお伝えいたします。
決して、
無理にメガネのご購入を勧めることはいたしませんので、ご安心ください。

お客様によっては、小道具を用いた「両眼のチームワークを鍛える訓練」のみで合格されるかたもいらっしゃいます。
メガネではなく、コンタクトレンズの装用をお勧めする場合もございます。

逆に、当店では合格できない原因がわからず、お力になれないままお帰りになるかたもいらっしゃいます。

いずれにしても、お客様の眼の状態をチェックしないことには始まりませんので、遠慮なくご相談いただければと思います。
お客様のお役に立てるよう、せいいっぱいの対応をさせていただいております。

検査及び練習時間を含めて、60分~90分程度を要することが多いです。
(中には、2時間を超えるかたもおられます。)
お時間には、十分に余裕を持ってご来店くださいませ。


ご注文いただいたメガネの納品には、度数によって1週間程度かかる場合もございます。
免許更新の期日が迫っている場合には、特にご注意ください。


運転の条件視力検査は裸眼で合格できても、深視力検査にメガネが必要な場合、運転免許証には、深視力検査を必要とする車種を運転する場合に限り「眼鏡等」の条件が記載されます。



免許試験場での深視力検査は期間内であれば何回でも受験することが可能です。
たとえば、「3回不合格になったら再検査不可能」といったことはありませんので、ご安心ください。


深視力計のタイプ(一窓式と二窓式)

深視力計は手動式・電動式といった動力系の違いだけではなく、
棒を覗き込むための穴の構造によっても分類可能です。

私が所属している「深視力メガネ研究会」では、
2.5m離れた位置から棒を見るタイプを「一窓式」、
箱の中を覗き込むようなタイプのものを「二窓式」と区別しています。

当店では「一窓式」「二窓式」の両方を用意しております。
運転免許試験場では「二窓式」のみのところと、「一窓式」も置いてあるところとがあります。
神奈川(二俣川)は「一窓式」「二窓式」どちらもありますが、東京でどちらもも用意があるのは府中のみと聞き及んでおります。
また、多くの警察署では「二窓式」のみの設置とのことです。

両方用意されている場合には、まず「二窓式」で実施し、それでダメなら「一窓式」を実施するというのが一般的です。

2窓式深視力計
右の画像は、神奈川の免許試験場(旧舎)で使用されていた「二窓式」と同じものです。

深視力と視力が測定できます。

画像では切れてしまっていますが、正しい位置で覗いているかを試験官が確認するため、上方に鏡がついています。

2窓式正面
受験者は、上部の黒い部分にある2つの窓から中を覗きます。

下方のレバーにはボタンがついてます。
三本の棒が並んだと感じたら、左右どちらか好きなほうのボタンを押します。



この機械は、最初は視力測定モードになっていて、

視力モード


視力測定が終わると、深視力測定モードになります。
(下記の画像は、右眼の覗き穴から見た状態と、それを拡大したものです。)


深視力モード

拡大


(現在の神奈川県運転免許試験場に設置されている「二窓式」は旧来のものよりもコンパクトなものになっております。)


一般には、「二窓式」のほうが難しいと言われています。

私が試した感じでも、「二窓式」の方が判断はしにくかったです。
予備知識のない人が、いきなり「はい、やりなさい」と言われたら、面食らうかもしれません。
何が何だかわからないまま不合格となり「一窓式」にまわされても、よい結果は得られにくいでしょう。

深視力検査は2.5m先の棒の位置を判断するものですが、「二窓式」は奥行きが2.5mに満たない箱の中であたかも2.5m先にある棒を見ているかのような環境を作り出しているため、実空間での真の見えかた(感覚)とは異なると考えられます。

私見ですが、装置がコンパクトになるほど難しくなるのではないかと考えております。
当店の「二窓式」は非常にコンパクトなため、免許試験場の深視力計よりも難しいかもしれません。

また、「一窓式」で良好な結果を得られても「二窓式」では精度が落ちることは珍しくありません。
かといって、仮に「二窓式」の精度が上がる度数が見つかったとしても、それが実空間で使用するに適切である保証はありません。

当店では実空間での検査、すなわち「一窓式」での精度を求めることを念頭に置いており、その度数で「二窓式」の精度が悪い場合には、「一窓式」で試験を受けることをお勧めしております。

万一、「二窓式」で不合格になっても決して動揺せずに、「一窓式で合格できればよい」という意識で臨んでいただくよう、アドバイスさせていただいております。


警察署で更新手続きをして、うまくいかない場合は、免許試験場で「一窓式」に挑戦されてみるというのも方法かと考えます。


ご予算の目安

「試験に受かればよい」「フレームには特別こだわらない」というお客様もおられるかと思います。

当店でのフレームとレンズを合わせた一式最低価格は20,000円です。
ただし、度数によってはレンズがかなり厚くなります。

日常生活を裸眼で過ごしておられるかた以外は、
26,000円~40,000円くらいを目安と
されるとよいかと思います。

「ふだんも使いたいし、フレームにもちょっとこだわって」ということですと、
フレームとレンズを合わせた一式価格は、

単焦点(遠く専用)で40,000円前後~60,000前後、

遠近両用で50,000円前後~70,000前後

が比較的多い販売価格帯になります。


ご遠方のかたに

当店は「深視力メガネ研究会」の会員店です。

当店へのご来店が難しい場合、お近くで深視力測定ができるお店があるかもしれません。

↓こちらをご覧ください。


「深視力メガネ研究会」会員名簿

「深視力メガネ研究会」公式ホームページ



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