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偏光レンズ

「偏光」と書いて「へんこう」と読みます。

「変光」だと勘違いされているのかもしれませんが、色の濃さが変わるレンズのことだと認識されているかたがいらっしゃいます。
色の濃さが変わるものは「調光レンズ」と呼びます。

偏光の原理に関する細かな説明は物理光学的な内容になりますので、ここでは省略しますが、メガネに偏光レンズを組み込んだ場合には、次のような効果が得られます。

・水面のギラギラした反射を選択的にカットするので、釣りの際に、水中の魚の動きや水面上の浮きがすっきりと見える。
・ヨットやスキーなどのスポーツの際、水・氷・雪面のギラギラが少なくなり、疲労を軽減する。
・ガラス面やビル壁面の反射を選択的にカットする。

実際には以下のような感じになります。
(レンズのカラーや濃度によって、色や明るさの感じかたは異なります。)


水面のギラツキが減少し、魚を観察しやすくなります。
 
肉眼


偏光レンズ使用時



水面のギラツキが減少し、川底の様子がわかりやすくなります。

肉眼


偏光レンズ使用時 




色調は変化していますが、コントラストが向上します。

肉眼


偏光レンズ使用時



フロントガラスに映り込んだ、煩わしい反射像がほとんど消えています。

肉眼


偏光レンズ使用時



フロントガラスの反射が減少し、車内の様子がわかりやすくなります。 

肉眼


偏光レンズ使用時



偏光レンズというと「釣り人の必須アイテム」といった印象があるかもしれませんが、決して釣りだけに有効なわけではありません。
ゴルフやドライブなどのアウトドアライフにも大変便利にお使いいただけます。


ただし、ドライブに関しては、夜間はもちろんのこと、トンネル走行時にも注意が必要です。
レンズの濃度やトンネル内の照明状態によっては、かなり暗くなるため危険を感じる恐れがあります。

当たり前ですが、濃度が濃くなるほどトンネル内では見えにくくなりますし、一般道のトンネルは高速道路のトンネルよりも暗いケースが多いように感じます。

このようなとき、偏光レンズをパッと取り外す(跳ね上げる)ことができると便利ですよね。

お使いのメガネフレームに簡単に取り付けられる、オーダーメードの跳ね上げクリップオンタイプのものはいかがでしょうか。
私も使っていますが、大変便利です。

あるいは跳ね上げフレームと偏光レンズとを組み合わせれば、以下にご紹介するような高性能偏光レンズを組み込むことが可能です。

なお、車のフロントガラスの素材といいますか、製造工程によっては、偏光レンズを通して見た場合に、干渉縞と呼ばれるひずみのようなものが目につく場合がございます。
また、レンズの濃度や、車内の明るさ、モニターのタイプによっては、カーナビの画面が非常に見にくくなる場合がございます。


当店では、高性能偏光レンズ「CBX POLA-W SPX」のカラーサンプルをご用意いたしております。

POLA-Wは、淡色カラー、すなわち色が薄く、抜群の明るさを提供できることが特徴でありました。
このたび偏光度の向上と、特定の色が使用する場面によって抜けて見えてしまう「色抜け現象」の抑制を図った新製品「POLA-W SPX」が発売されました。

「POLA-W SPX」は、屈折率1.50および1.60のプラスチック球面設計レンズです。
強度数によっては製作できない場合がございます。

遠近両用レンズ(累進レンズ)は屈折率1.60のご用意がございます。


偏光レンズは用途によって、使いやすいカラーが変わってきます。
私は残念ながら釣りをしませんので、「こんな場所で、こんな魚を釣るときに最適なカラーは?」といったご質問に対して、自己の経験に基づくお答えはできません。

不足している情報を補い、技術の向上を図るため「偏光サングラス研究会」に入会し、少しでも皆様のお役にたてるように努めております。

偏光サングラス研究会公式ホームページ


前述のとおり、偏光レンズは、度数によっては作成できない場合がございます。
また、縁なしフレームやナイロールフレームへの組み込みをご希望される場合は、他社製の偏光レンズをお勧めすることがございます。

縁のあるタイプのフレームでも、形状によっては加工困難なものもございますので、あらかじめご了承くださいませ。



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